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踊るように寝て、眠るように食べる【著者サイン本】(著:ひらいめぐみ)
¥1,320
作家・ひらいめぐみさんの日記&エッセイZINE。 2022年10月31日から2023年3月31日までの日記と、その日記に登場した「もの」や「こと」をテーマに書き下ろしたエッセイ6篇を収録。 チャーミングでユニークな視点が光る一冊です。 (2025年4月第四刷発行/A6判/134ページ) * 【以下、本文より一部抜粋】 十一月二十日(日) ダンダダンの麻婆豆腐がすっごくおいしくて、おもわず心の中に味をメモした。「麻婆豆腐」って、字だけ見るとなんかこわい。縦方向の線と横方向の線がごちゃごちゃってなってて、めちゃくちゃ荒れてる手相みたいだ。 一月二十九日(日) 花束を抱えて歩いて帰るのがすきだ。わけもなく、じんわりとうれしくなるから。右手には花束を抱え、左手にはスーパーの袋を下げ、住宅街の中を歩く。風もなく、穏やかな夜。ふと空を見上げると、ほぼ真上に月が浮かんでいた。自分がいなくなったら、このなんでもない時間ごと、なくなってしまうんだな、と思うと、ふいにさみしくなる。喜怒哀楽だけじゃない、穏やかで凪の感情を抱いているときのわたしを、誰かが覚えてくれるのだろうか。 二月一日(水) お店を出ると、のぞむくんが「あの人風鈴好きそうな人だね」と言い「風鈴好きそうな人?」と聞き返すと、「風鈴」ではなく「古着」だった。そうだよね、風鈴好きそうな人ってなかなかいないよね、と自分の聞き間違いにげらげらしながら近くの郵便局へ寄ると、なんとほんとうに風鈴が好きそうな人がいた。 三月十二日(日) 電車を乗り継ぎ、つくば駅へ。えもさんとこうめいさんと、夜ごはんを食べに行く。うれしい話、ここだけの話。帰りはお母さんに駅まで迎えに来てもらい、帰宅。お酒を少し飲んだせいか、少しだけお腹が空いてると言うと、「カレーあるよ」との耳寄り情報が入る。実家を出て以来、たまに帰っても「せっかくだから」と晩ごはんはスーパーのお寿司だったり、お正月だからとお雑煮だったりするので、「もう、お母さんが作るカレーを食べられることはないかもしれないな」と少し前に寂しく思っていたばかりだった。普通に食べられた。うれしい。ふかふかの布団で眠る。 ------------------------- 〈収録作品〉 日記(2022年11月1日〜2023年3月31日) 名付け親 果物一軍選手権 旨みは横に増さない 日本に初めて来た日 変わらない 饒舌な生きもの あとがき ------------------------- ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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大島ZINE
¥1,000
「東京竹芝客船ターミナルから出る大島行きの午前のジェット船に乗ろうという計画で、同じターミナルから出る大型客船なら6時間がかかるところ、こぢんまりとしたジェット船は飛行機のエンジンを搭載していて大島まで1時間45分しかかからないのだという。 つまり、朝のジェット船で大島に向かえば、船上でビールを飲んで、昼には島のエメラルドブルーの海岸で一泳ぎできるという、普段リモートワークと家事だけで1日中家から出ない人間にとっては夢のような計画だ。」(本文より) 学生時代からの友人5人で大島へ「おとなの海水浴」に。その模様を一冊にまとめたZINE。 ほとんどのページにイラスト/手描きツッコミが入っている見応えたっぷりの本です。読むと友人を誘って海に行きたくなります。 (2025年1月刊行/B6判/108ページ) === <目次> ◎ 大島マップ ◎ 登場人物 ◎ 写真で見る私たちの大島 ◎ はじめに ー第1章ー 台風直撃? 出発前のエトセトラ ー第2章ー のんびり4時間半、大型客船の旅 ◎ 海を楽しむための必須アイテム ー第3章ー ラーメン・餃子・炒飯、そしてウミガメ ー第4章ー 大島の温泉と食。君は何レンジャー? ◎ お土産カタログ ー第5章ー シュノーケリングの味わい ◎ぺけ風座談 反省点はハプニング不足!? ー第6章ー ドタバタでいこう ◎ 編集後記 === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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【2冊セット】ロイヤル日記・NIKKI NIKI【著者サイン本】(著:佐々木里菜)
¥2,090
“大人になってうれしいことは、好きなときに好きな人とファミリーレストランに行けること。” 『ロイヤル日記』は、写真家・佐々木里菜さんによる日記本。タイトルの通り、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」に行った日の日記を集めたZINEです。 家族と、たまに会う友人と……。ささやかでたしかな幸せの気配に満ち溢れた一冊。 『ロイヤル日記』の制作時期に書かれた日記をまとめたミニミニ日記本『NIKKI NIKI』とのセット販売でお届けします。 (ロイヤル日記:2024年12月刊行/B6判/48ページ) (NIKKI NIKI:2024年12月刊行/A6判/8ページ) 【著者プロフィール】 佐々木里菜 1991年生まれ。宮城県仙台市出身。2019年より商業写真家として活動する傍ら、2022年に『緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞ZINE』、2022年に『パートタイム・コメット』を自費出版にて発行。 === 『ロイヤル日記』 暑すぎた2024年の夏の終わり、『ロイヤル』なファミリーレストランことロイヤルホストに行った日だけで構成された日記本。たとえ同じお店でも、一緒に行く人、時間、外の天気、自分の気持ち、食べるもの。それだけで全く違う一日になる。『ロイヤル』に行った日は、長すぎる日記を書いてしまう。大人になってうれしいことは、好きなときに好きな人とファミリーレストランに行けること。今まで誰にも見せられなかった長い日記を7篇収録。 目次 ・2024.08.22 父と母と深夜の仙台根岸店 ・2024.08.27 ベルリンからの友と実家のような中野店 ・2024.09.05 オフィスレディの昼休憩と新宿店 ・2024.09.07 九月七日と銀座インズ店 ・2024.09.16 ステーキといちごのティラミスと駒沢店 ・2024.09.26 閉店アナウンスと木曜夜の神楽坂店 ・2024.09.27 雨のコスモドリアと九段下店 === 『NIKKI NIKI』 2年半ぶりに日記祭への参加を決めた著者は無謀にも「新作日記本3冊同時発売」という目標を掲げてしまう。そういえば前回はどうやって作ったんだっけ? と思い自分の日記を探すが見当たらない。書いていなかったのだ。「とにかくつらかった」ということしか覚えていない。今回はそうはさせない。未来の自分のために。そして、これから日記本を作る・作りたいと思っているすべての人のために。 日記祭にエントリーした夜から11月下旬までの短い日記をぽつぽつと収録した手作りの日記本です。 (著者公式オンラインストアより) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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Between Timid and Timbuktu / ティミッドとティンブクツーのあいだ【著者サイン本】(著:佐々木里菜)
¥1,210
「”臆病”と”ここから遠く離れた場所”のあいだにあるのはすべて”時間”である」という意味のタイトル(Between Timid and Timbuktu)が付けられた本作は、著者が何よりも苦手で苦痛としている「引越し」という作業に8年ぶりに向き合う場面から始まる日記本。 「引越しの最中」そのものではなく前後を書くことで時間の「あいだ」を浮かび上がらせる、実験的な一冊です。 【著者プロフィール】 佐々木里菜 1991年生まれ。宮城県仙台市出身。2019年より商業写真家として活動する傍ら、2022年に『緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞ZINE』、2022年に『パートタイム・コメット』を自費出版にて発行。 (2024年12月刊行/A6判/50ページ) === 『Between Timid and Timbuktu / ティミッドとティンブクツーのあいだ』 引越しの最中を「ジェットコースターに乗っている場面」とするならば、この本は「ジェットコースターに乗るまでの階段を昇っている最中」と「ジェットコースターから降りて売店のベンチでアイスクリームを食べながらジェットコースターを眺めている」場面の描写しかなく、肝心の「引越しの最中」は描かれていない。日々の積み重ねで完成するはずの日記本の中に「時間の不在」が存在する。 そのとき感じた色んな事・見た景色・忘れたくないことすべてを覚えていたいのにいつのまにかすべて忘れてしまう佐々木による、前作『パートタイム・コメット(※300部刊行後、絶版)』の純粋な続編という立ち位置での本作。 書くのもつくるのも2年半ぶり・完全書き下ろしの日記本はカート・ヴォネガット・ジュニアの『タイタンの妖女』に影響を受け作られた挑戦作。 表紙に描かれた12個の丸と1本の直線、裏表紙に描かれた顔のない猫、すべての事物に等しく存在する「あいだ」という存在はこの本を読み終わった時に ”分かる” つくりになっている。 (著者公式オンラインストアより) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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鮮やかな季節【著者サイン本】(著:僕のマリ)
¥1,400
『常識のない喫茶店』(柏書房)でデビューし、その後もエッセイを刊行し続ける文筆家・僕のマリさんによる大人気の日記ZINEが入荷しました。 『鮮やかな季節』は2023年11月〜2024年10月の日記集。 同著者による日記本『清潔な寝床』『すべてあたたかい海』『実験と回復』も併せてどうぞ! (2024年12月発行/B6判/80ページ) === 素直でまっすぐで好きです、と言ってもらえることが度々ある。わたしは素直でまっすぐで、だからこそたくさんの人を傷つける。いつも文章を書いている時ふと、いままで何人の人を傷つけたんだろうと考える。救った数と傷つけた数、どちらが多いのだろう。そして、自分は何回傷ついたのだろう(六月二十五日) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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実験と回復【著者サイン本】(著:僕のマリ)
¥1,600
『常識のない喫茶店』(柏書房)でデビューし、その後もエッセイを刊行し続ける文筆家・僕のマリさんによる大人気の日記ZINEが入荷しました。 『実験と回復』は2023年4〜9月の日記集。 同著者による日記本『清潔な寝床』『すべてあたたかい海』『鮮やかな季節』も併せてどうぞ! (2023年11月発行/B6判/114ページ) === 思えば、大好きな友だちと待ち合わせるとき、いつも会った瞬間に大笑いしてしまうのはなんでだろう?うれしさとか、照れとか、「変わってないね〜」という親しみとか、そういうものがまぜこぜになって笑ってしまうのだろうか。(九月七日) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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すべてあたたかい海【著者サイン本】(著:僕のマリ)
¥1,200
『常識のない喫茶店』(柏書房)でデビューし、その後もエッセイを刊行し続ける文筆家・僕のマリさんによる大人気の日記ZINEが入荷しました。 『すべてあたかかい海』は2023年1〜3月の日記集。心と身体に振り回されながらも、生活と出版に奔走し、春の息吹を感じる日々の記録。 同著者による日記本『清潔な寝床』『実験と回復』『鮮やかな季節』も併せてどうぞ! 「少しずつ春へ向かっているんだなと、夕方の空を見て思う。毎日少しずつ日がのびて、夏至へ向かい、そしてまた日が短くなっていく感じが焦れったくてせつない。一生なんてあっという間なんだろうな、といつも思う。わたしは何を残せるんだろう。(二月十九日)」 (2023年7月発行/B6判/62ページ) ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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清潔な寝床【著者サイン本】(著:僕のマリ)
¥1,500
『常識のない喫茶店』(柏書房)でデビューし、その後もエッセイを刊行し続ける文筆家・僕のマリさんによる大人気の日記ZINEが入荷しました。 『清潔な寝床』は2022年6〜12月の日記集。 同著者による日記本『実験と回復』『すべてあたたかい海』『鮮やかな季節』も併せてどうぞ! (2023年3月発行/B6判/76ページ) === 夜になり、スーパーから帰ってきたパートナーが「喉痛い」と言っていて、きたか……と身構える。前回の風邪のとき、移されてしまったので、今回は寝室を別にして対策していたのに。二人とも、長袖のパジャマで厚着しておでこに冷えピタを貼って寝る。一緒に暮らし始めて最初の、忘れられない誕生日となった。寝る前に抱きしめた身体があつかった。「誕生日おめでとう」と言ったらにっこり笑っていた(七月十七日) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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おゆZINE 創刊号
¥1,200
移住生活で始めた編み物、バイト先で出会った彼や彼女、家族との記憶……。 アニメーション作家・ひらのりょうさん、映像監督・松本壮史、劇作家・三浦直之さん、編集者・稲泉広平さんの4名による随想集。 タイトル通り、お湯に浸かっているように力を抜いて読めるZINE。けれど内容は決して軽くはなく、群像劇を見終わったときのような読後感を味わえます。 (2024年5月発行/B6判/94ページ) ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに【著者サイン本】(著:小沼理)
¥1,320
小沼理さんによる、「日記」についてのエッセイをまとめたZINE。 個人的な日記を書き、それを本にして売ることはどのような意味を持つのか。その行為の先には何があるのか。 10編のエッセイに加え、飯田エリカさん、僕のマリさん、星野文月さんとの日記にまつわる対談も収録されています。 「日記が続かない」という人にもぜひ勧めたい本です。 (2023年刊行/84ページ) <著者プロフィール> 小沼理(おぬま・おさむ) 文筆家(ライター、編集者も)。1992年富山県生まれ。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)、『共感と距離感の練習』(柏書房)、編著に『みんなどうやって書いてるの? 10代からの文章レッスン』(河出書房新社)。
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てんしのけはい【著者サイン本】(著:小沼理)
¥990
まるで著者の小沼さんと雑談をしているような気分になる、ゲームブック形式のZINE。 選んだ分岐によって会話の内容が変わるという楽しい読書体験を味わえます。 自分がどんなことを考え、何を感じているのか、思考の整理のために読むのもおすすめです。 === ドリンクバーを頼んで、何度でも雑談しよう。「サイゼリヤで架空の雑談をする」という設定の、ゲームブック形式のZINEです。選択肢によって会話が分岐し、展開が変わっていきます。雑談の内容はホックニーがiPadで描いた絵、天才てれびくん、『ドゥーム・ジェネレーション』、日記を書くこと、『あらゆることは今起こる』、パレスチナ解放デモ、天使たち。 === <著者プロフィール> 小沼理(おぬま・おさむ) 文筆家(ライター、編集者も)。1992年富山県生まれ。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)、『共感と距離感の練習』(柏書房)、編著に『みんなどうやって書いてるの? 10代からの文章レッスン』(河出書房新社)。
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ドロップぽろぽろ【著者サイン本】(著:中前結花)
¥1,430
デビューエッセイ集『好きよ、トウモロコシ。』(hayaoki books)が大好評の、中前結花さんのエッセイZINE。 「涙の記憶」をテーマにしたやさしくてあたたかい11編を収録。著者サイン入りです。 (2024年12月発行/B6判/187ページ) === 初の単著『好きよ、トウモロコシ。』(hayaoki books)以来の書籍化。初の私家版エッセイ集です。 過去の作品に大胆に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。 「ぽろぽろこぼした涙の記憶」をテーマにしていますが、ちっとも悲しい本ではありません。 大真面目だけど、ちょっとおかしく、ちょっと切ない。大人のあなたにこそ読んでほしい1冊です。 (著者noteより) === 『好きよ、トウモロコシ。』はこちら▶︎ https://www.hayaokibooks.com/items/91243513 ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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なんでそんなこと急に言うん?【著者サイン本】(著:奥村真帆)
¥1,320
「一度しゃべりはじめると止まらない著者がいろんな記憶をあれこれ語るレトロかわいいエッセイ&短歌集です。 書き下ろしエッセイ25篇と各エピソードに関連する短歌84首を収めました。」 (著者noteより) 表紙のかわいらしいイメージそのままの、楽しいおしゃべりを聞いているようなエッセイ&短歌集です。 (2024年12月発行/A6判/242ページ) === 幼い頃の思い出、好きなもの、きらいなもの、得意なこと、苦手なこと、うれしかったこと、切なかったこと、出会った人々、ままならないけれどたまに面白い気もする日常、なんでこうなったんやと自分でもよくわからない人生……。 話したくてうずうずしていたことを好き勝手に書き連ねたので、好き勝手に読んでいただけるとうれしいです。 <目次> なんでそんなこと急に言うん?(まえがき)/ミルク色の電車/渚ちゃん/しの先生/夢の国/クリスマス/沈黙のパフェ/蜃気楼のような人たち/防災センター/ダメダメ東大生/二十二年/地獄のホテルバイト/マブダチ/褒め言葉/ヒーロー/推しからのメール/宝くじ/図書館にいる人/急がなくていいですよ/真夏の少年/インタビュー/のど自慢/羽のある子ども/新札事件/深夜一時の猫/路面電車のような人だね(あとがき) <著者プロフィール> 奥村 真帆 富山県富山市出身、沖縄県那覇市在住。書いたり描いたりしています。ポプラ文庫『夜更けのおつまみ』掲載、Webメディア「アイスム」でエッセイ連載。第2回三服文学賞Yohaku賞受賞。新聞歌壇やNHK短歌などの公募で入選・掲載多数 === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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昭和ラブホ偏愛 セルフポートレート写真集(ゆなな)
¥1,100
SOLD OUT
昭和のレトロなラブホテルに魅せられて、国内外100を超える昭和ラブホを訪れ、その魅力をSNSやYouTubeで発信しているゆななさん。 2023年には、初の著者『回転ベッドを追いかけて』(hayaoki books)を刊行。そんなゆななさんのセルフポートレート写真集です。 撮影場所は全国の昭和ラブホ。レトロな異世界感をご堪能あれ。 『回転ベッドを追いかけて』はこちら▶︎ https://www.hayaokibooks.com/items/72614691 ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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出版前夜【著者サイン本】(著:早乙女ぐりこ)
¥1,000
2024年に『速く、ぐりこ!もっと速く!』(百万年書房)でデビューし、エッセイストとして注目を集める早乙女ぐりこさん。 『出版前夜』は、『速く、ぐりこ!もっと速く!』の執筆を終えた2024年1月19日から、書店発売日4月5日までを記録した日記本。 大切な人との「ぽかぽかで幸せな暮らし」か、文筆業に全エネルギーを注ぎ込む暮らしか。ひりひりした葛藤が綴られた4ヶ月間の記録。 (2024年発行/A6判/112ページ) === 「ぽかぽかで楽しく暮らせるようにがんばろう」というメッセージを送ったら「本当にその通りだ、ぽかぽかで楽しくって本当に幸せな暮らしだ」と返ってきた。 大切に思っている人がそうやって暮らしていてくれたらいいと心から思っている。でもその暮らしに、たぶん私はいないのだろうと思っている。その暮らしをあなたが手に入れるまでしか、私はきっとそばにいられない。そんな暮らしがこの世のどこかにあると、そんな暮らしを自分が手に入れたとしてもそれを続けられると、私には思えない。そんな暮らしと、商業出版の本が売れて文筆業で食べていけるようになることが二択で提示されたなら、私はきっと迷わず後者を選んでしまう。 (本文より) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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ハローアゲイン【著者サイン本】(著:早乙女ぐりこ)
¥1,400
2024年に『速く、ぐりこ!もっと速く!』(百万年書房)でデビューし、エッセイストとして注目を集める早乙女ぐりこさん。 『ハローアゲイン』は、『速く、ぐりこ!もっと速く!』を出版してからの4カ月間を綴った日記本です。 怒涛の11万字書き下ろし。 (2024年発行/A6判/256ページ) === 毎日の日記を何か月分かまとめて本を自主製作するのは、これで最後にするつもりでいる──。 今日のSは、考えすぎだってわかってるけど、と前置きしつつ、「俺と結婚したらエッセイに書くネタなくなるんじゃない?」と言った。苛立ってしまったのは、それが図星というか、私自身も不安に思っていることを言い当てられたからだろう。というか、先の自分が何を書いているかなんていつだってわからない。いつだって今しかない──。 (本文より) 『恋の遺影』『ハローグッバイ』から早一年。 早乙女ぐりこ恋愛赤裸々日記三部作、ここに完結! === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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たらふく(「かもめと街」編)
¥1,540
"まち歩きエッセイスト"として活動する安澤千尋さん(かもめと街)が編纂する「食」のアンソロジー。 家族との思い出のごはん、海外で食べた忘れられない味、一人で食べたごはん、何度も通ったなじみの店の味。 それぞれの個性が引き立つエピソードの数々。読んだあと、自分のごはんの記憶をたどりたくなるようなアンソロジーです。 (2024年12月発行/B6判/110ページ) === \スペシャル執筆陣、多数参加!/ おなかと心が満たされる 食のエッセイ集、つくりました た ら ふ く ミュージシャン、芸人、作家、書店店主など、ジャンルを超えた総勢15名による、食にまつわるよもやま話。 <執筆者> ※五十音順・敬称略 奥中康一郎(えんぷてい) 尾関高文(ザ・ギース) 櫻井朝子(KAZENONE BOOK) 佐々木友紀(YATO・ORAND) シモダヨウヘイ(ブックバーひつじが) せきしろ せせなおこ 曽我部恵一(サニーデイ・サービス) 高佐一慈(ザ・ギース) 田中机(破壊ありがとう) 中村晴佳(古書フローベルグ) べっくやちひろ ミカミユカリ minan(lyrical school) 安澤千尋(かもめと街) 装幀:JAROS 企画・編集:かもめと街 (著者公式オンラインストアより) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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振り返らずに、船はゆく【著者サイン本】(著:チヒロ/かもめと街)
¥1,210
"右往左往するのが人生。 そう、認められたらいいのに。” 浅草出身の街歩きエッセイストによる、2022年11月1日から2023年2月2日までの日記。 生活の違和感と正面から向き合い、誰かの理想の暮らしをインストールするでもなく思考と実験を続ける日々を書き留める。 累計発行部数1,500冊を超えるかもめと街の日記シリーズ、最終巻! (2023年発行/A6判/138ページ) === <著者プロフィール> 浅草出身の街歩きエッセイスト。『いつかなくなる まちの風景を記す』をコンセプトに好きな店を語るWebマガジン〈かもめと街〉を中心に活動。街の魅力を独自の目線で編集し、情報誌などでエッセイ連載やインタビューも手がける。 かもめと街:https://www.kamometomachi.com X・Instagram:@kamometomachi [本文より] 11月1日 朝から満員電車に乗ってクリニックへ。治療のすべてに怯え、変化を怖がるわたしを見て今回も夫が付き添ってくれた。「今まで君任せにしてきたから」という言葉に少し救われた。 12月17日 夜ごはんは回転寿司へ。「イクラ!」と威勢のいい声で叫ぶ隣のちびっ子。お父さんが慌てて「ちょっと待って!」と制すると「じゃあお持ち帰りのイクラ!」とめげない子ども。ふたりのやりとりが微笑ましい。 12月25日 今年うまくいかなかったり断ったり、断れたことによって守られたことが確実にあったということ。そこにようやく目が向いてきた。 1月29日 昼ごはんはみやちへ。天ぷらが完売で、きつね中華そばという、中華そばの上にきつねがトッピングされたラーメン。違和感がないのが不思議なくらいおいしい。「寒いからコート羽織ってから外に出てね」と言ってくれるお母さんの優しさ。 1月31日 映画を見終わった後、海辺へ行く。海面が光に照らされて煌めく。その様子を通りがかったブレザーの制服を着た女の子が「海、きれいすぎなんだけど!」と言いながらチャリを漕ぐ。 === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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はこんでころぶ【著者サイン本】(著:岡田悠)
¥1,100
旅エッセイ『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)やwebメディア「オモコロ」などで注目を集める作家・岡田悠さんの、「運転」をテーマにした書き下ろしエッセイ(+短編小説)ZINE。 (2024年5月発行/B6判/152ページ) === 【あらすじ】 免許合宿で同居人が逮捕されつつ、なんとか免許を取得するも、運転が怖すぎて期限切れで完全失効。 一生運転しないと決めたはずが、免許がないまま車を購入し、35歳で二度目の教習所通いを始め、首都高に精神を破壊されながら念願の離島・車旅に出るまでの書き下ろしエッセイ集。 「教習ビデオを10本観て創った物語」など、短編小説二篇も同時収録。 === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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ハイパーアンガーマネジメント【著者サイン本】(著:しりひとみ)
¥550
書籍『ママヌマ~ママになったら沼でした』(大和書房)の著者・しりひとみさんのZINE。 「過去の自分がとっさに怒れなかったこと」を子ども時代から振り返り、当時のエピソードパートと今相手に言いたいことをぶちまける「怒り発散コーナー」の2部構成でキレまくる痛快な一冊。 「インターネットでは書けないこと」をテーマにZINE制作を行うしりひとみさんならではの、ZINEのおもしろさが詰まった本です! (2024年12月刊行/A5/28ページ) === 私は人を怒れない。たとえ誰かに失礼なことをされても、その場では「私が悪いのか?」と自分にも責任があるような気がして、その場をやり過ごしてしまう。そもそも相手の悪意に気付けないことも多くて、一緒に過ごしていた人に「あれ最悪だったよね」と言われてもピンと来ないなんてこともある。 そして五年とか十年経って、風呂とか入ってる時に不意に「あれって、やっぱりおかしくないか.!?」と気づき、そこでやっとムカついてくるのである。アンガーマネジメントが過ぎる。6秒どころか315,360,000 秒くらい経ってやっと怒りを意識している。 (本文「はじめに」より) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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日本最古の旅行記を27人で分けて読む(「超旅ラジオ」編)
¥1,100
SOLD OUT
旅ライター2人(岡田悠・satoru)による大人気Podcast番組「超旅ラジオ」から生まれた本。 日本最古の旅行記『入唐求法巡礼行記』を27人で分担して読み、27人それぞれの感想文をまとめる……という実験的なZINEです。 これまでにない読書体験をしたい方、ぜひ! (2024年12月発行/A5判/122ページ) === 分けて読む。それはまったく新しい読書体験。 日本最古の旅行記であり、世界3大旅行記のひとつ『入唐求法巡礼行記』。 この知られざる1100年前の名著を、ひとりで読むのは大変だからみんなで分けて読もう!と集まった27人が、分担した箇所「だけ」を読んで記した断片感想集。 いまどこにいるの?そもそも旅の目的は何?ていうか主人公は誰!?前後の文脈が一切わからないまま、一部を読んだ記録がすべて集まったとき、新たな読書の旅が始まる...。 (公式noteより) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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日常をうたう 〈8月15日の日記集〉
¥1,650
文字と肉声、過去と今が混じり合う、「8月15日」の日記集。 発行人の椋本湧也さんは1994年生まれ。同世代の著者たちによる日記を通じ、戦争、そして日常について考えてみませんか。 (2024年発行/168ページ) === 94歳の祖母に戦時体験をインタビューし、その録音を聴いた27名の同世代が綴った「8月15日」の日記集。 戦時下の記憶をめぐる祖母へのインタビューと、寄稿者による日記の朗読を収録した『音声版』を聞きながらページをめくってみてください。 "日本では戦争を体験した世代が数を減らし、離れた土地では戦争が長期化するいま。戦争を体験していない私たちには何ができるだろう。94歳の祖母に話を聞くと、戦争が終わって最も嬉しかったのは「部屋の電灯が明るいこと」だったと教えてくれた。そしてこう思った。戦争とは日常を奪うものであり、なにげない日常こそが私たちを存在させてくれているのではないか、と。" (「はじめに」より) 〈ルール〉 1.戦争をめぐる祖母との会話を聴いてください。 2.その上で「8月15日」の日記を書いてください。 3.日記を朗読してください。 音声版: https://podcasters.spotify.com/pod/show/utau0815 (公式オンラインストアより) === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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26歳計画(著:椋本湧也 他)
¥2,200
SOLD OUT
世界各地で暮らす48名の26歳による「26歳」をタイトルにしたエッセイ集。 26歳とは、作家の沢木耕太郎さんが『深夜特急』で”旅の適齢期”と述べた年齢です。コロナ禍で物理的な移動が制限された2021年に、世界の26歳は何を考えているのか……。そんな思いから企画された一冊。 巻末には、沢木さんによる「26歳と旅」をテーマにした文章が収録されています。 (2021年発行/212ページ) === 世界各地で暮らす26歳たちによる「26歳」をタイトルにしたエッセイ集。料理人から宇宙工学者、俳優から機動隊員まで、総勢48名の等身大の文章が掲載されています。 ーー 《「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う26歳の知り合いにこの企画をつないでくださいー》 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ブックデザインはデザイナーの脇田あすかさんが担当しました。表紙はやわらかいグレーのざらりとした質感の紙に、きらりと光る美しい箔押し。さわやかな薄緑色の見返しに不思議な手ざわりの別丁…。たくさんのこだわりがつまった一冊です。 === ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません
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わたしと地域の関係史 〜地域とのかかわりから紐解く、11人の人生〜
¥1,300
"「一人ひとりの中に、地域との関係性の歴史があり、その中には人生の物語や哲学がたくさん詰まっている」” 「地域との関係性」をテーマにした11人のエッセイをまとめた一冊。 企画・編集は、岡山の書店〈aru〉の店主・あかしゆかさんと、京都で活動する作家・編集者の椋本湧也さん。 自分の人生を「地域」という軸から見つめ直したとき、なにが浮かび上がってくるのでしょうか。生まれ育った地や特別な思い出のある地など、自分にとって大切な場所について振り返りたくなる本です。 (2025年2月刊行/A6判/190ページ) ※本書籍はhayaoki booksの刊行物ではございません